実家を売却しました「今年やってよかったこと Advent Calendar 2019」

この記事は観音クリエイションさんのブログ「mozlog」主催の「今年やってよかったこと Advent Calendar 2019」の20日目のエントリーです。

今年、実家を売却しました。

実家は建て替え問題を抱えている古いマンションでした。

建て替えにかかる費用、建て替え中の仮住まいの費用、荷物を保管する費用などを考えると、中古マンションでも買ったほうがいいかなーなどと話していたら、老朽化した水道管がいよいよ末期だと判明。

急いで水道を止めて仮住まいを確保し、新しい住処を探して契約。「とりあえず生活に必要なもの」をダンボールに詰めて夜逃げのように引越ししました。

それからはキレイな新居での生活にキャッキャウフフと現実逃避をしていましたが、固定資産税の納付書が届き、その金額を目の当たりにして正気に返りました。

そして真剣に『実家の売却』と対峙することになったのです。

(アイキャッチは適当なものがなかったので、数年前に行った北アルプスの双六小屋のテン場です。実家を売却してテント暮らし、という意味ではありません)

一番大変だったのが「いるもの」と「不用品」の選別

「とりあえず生活に必要なもの」以外が残された、一家族が住んでいた家に残されたもの。そりゃあ大量にあるわけです。

ミニマリスト一族だったらよかったんですが、どっちかというと全員持ち物が多い。

しかも「とりあえず生活に必要なもの」から外されたものなので、本当は生活に必要ないけれど「思い出が詰まってる」系の厄介な品々。

これを新居に持っていくか、処分するかを選別していかないといけない。

全部捨てる!処分!なら業者に丸投げできたんですが、「思い出が詰まってる」系の品々なので、選別作業も遅々として進まない。

「いる」「いらない」「保留」の「保留」ばかりが積み上がる日々。

『旧実家の売却』で一番大変なところでした・・・。

ここの作業だけで3ヶ月ぐらい使いました。もう二度としたくない(›´ω`‹ )

不用品は処理施設に持ち込みした

ようやく選別された大量の「いらない」ものたち。

これをいちいち粗大ごみの日に出すなんてことは到底ムリなので、処理施設に持ち込みしました。

粗大ごみとして出すよりもかなり安く済む(市町村ごとに設定金額が違うみたいですが、例えば大阪市だと10kgごとに90円)し、一度に大量に処分できるので持ち込みはおすすめです。

家具みたいな大物はさすがに素人では運び出せないので、家を売却したときに処分してもらいました(買取金額から処理費用を引いてもらった形です)。

売れそうなものはメルカリへ

私は以前からメルカリで使わなくなったものを売っていたので、選別作業のときに「いる」「いらない」「保留」「メルカリで売る」と分けていました。

親は「そんなもの売れる?」と半信半疑でしたが、そんなものが出品したその日に4000円超えで売れたのを目の当たりにして、「保留」の中から急いで「メルカリで売る」をピックアップしていました。

結果、 「自分はもう使わないけど、捨てるのはもったいないから保留」 の物がメルカリに流れたので、処理スピードが上がりました。良かった良かった。

ちなみに今聞いたら親のメルカリの売り上げは10万超えてるみたいです。

紹介料をもらってない。おかしい。

一括査定サイトを使って実家を売却した

不動産のことは全くの素人なので、ざっくりとやった事だけ。

単語が意味不明だと思いますが、不動産を売却する機会があれば調べてみてください。

リンクを貼ろうと思ったのですが、素人すぎてどのページが適切なのか分かりませんでした・・・。

家に残っていた物の処理が終わって、いざ売る際に

  • 相場を見るに高値で売れる物件ではないと分かっていた
  • 「高く」売ることより「早く」売ることを優先

という点から、不動産屋には「買取」をお願いしようと決めました(結果としては「一般媒介」になりました)。

最初は近所の不動産屋に行ってみようと話していたのですが、ネットで調べて「相見積もりをとるのが良さそうだ」となり、なんとなく胡散臭さを感じたものの一括査定サイトを使うことにしました。

連絡をしてきた不動産屋全てに「買取希望」と伝えたのですが、不動産屋としては「専任媒介」のほうが儲かるので、「絶対にご希望の金額より高く売ります」「○週間だけでいいので専任媒介にしてください」とか言って、買取希望と伝えているのに「専任媒介」をゴリ推ししてきました。

その中で唯一、「早く売ることが優先なので専任媒介契約はしない。あくまで買取希望」と伝えたらすぐに専任媒介の提案を下げた不動産屋にお願いして、買取はしてもらえなかったものの、買い手を見つけてもらって売却しました。

一括査定サイトを使ったおかげで、こっちの言い分をきちんと聞いてくれる不動産屋が見つかってよかったです。やっぱり相見積もり大事。

ちなみに親がその担当の人を気に入って、取引後のアンケートに良いように書いて送ったら、わざわざお礼のメールを送ってくれました。改めて良い人と取引できて良かったなと思いました。これからも頑張って欲しいです。

まとめ:持ち家の処分は本当に大変

持ち家の処分は本当に大変です。大事なことなので2回言いました。

得られた知見

  • 持ち物が少ないことは正義
  • 粗大ごみは処理施設へ持ち込みするとかなり安くつく(ただし時間とトレードオフ)
  • 物を売る手段が確立していると処分が楽(気持ち的にも)
  • 家を売るときは相見積もりをして、自分の意見を聞いてくれる不動産屋を探すことが大切

以上です。この知見が誰かの役に立てば幸いです。