クロスカブ110(JA45)を購入してから、ずっと取り付けを検討していたウインドスクリーン。
- 風よけ効果って実感できるほどある?
- どのメーカーのスクリーンがいい?
- バイク素人の自分でも取り付けできる?
などと悶々としている間に、
クロスカブに乗っていて
- ハンドルにつけたスマホホルダーが見えにくい
- 純正ミラーが見えにくい
という不満が出てきまして。
その不満点が、デイトナのウインドスクリーンを付ければ全部解決するということに気付き、価格に尻込みする気持ちを振り切り購入しました。
結果、風よけ効果も想像以上で、不満点も目論見通り解決されて、めっちゃ走りやすくなりました!
※記事が長いです!目次から興味のあるところに飛んでください
もくじ
クロスカブにポン付けできるウインドスクリーンの紹介
クロスカブ(JA45)にポン付けできるスクリーンを発売しているメーカーは、2021.8.20現在では3つです。
ポン付けとは、さまざまなチューニングパーツを加工や調整をせずに取り付けること。ボルトやネジなど、削ったり切ったりしない簡単な作業の部品取付けの場合を指す。ボルトオンとも言う。
ポン付け(ぽんづけ)とは|中古車の情報ならグーネット中古車
旭風防
かの郵政ボックス(集配用大型キャリーボックス)を作った老舗メーカー。
私がスーパーカブに乗っていたなら、迷いなくタレ付き風防を選んでいたことでしょう。
(残念ながらクロスカブにタレ付き風防はないです)
旭風防のクロスカブ用のウインドスクリーンは3つ。違いはスクリーンのサイズです。
ZETA
オフロード系のメーカーです。
ZETAでポン付けできるスクリーンはこれ1つだけ。
スクリーン本体を固定するバーとマウントバーが兼用です。マットブラックで太めのバーがめちゃくちゃカッコいい!これはクロスカブに似合う(確信)
サイズは3つのメーカーの中で一番小さいです。
- H334×W295×D3mm
デイトナ
デイトナも文句なしの老舗メーカーですね。
デイトナのウインドシールド、amazonでは群を抜いてレビューが多いです。
その分、
- 風よけ効果を感じない
(特に身長が高い人) - 風よけ効果はあるが、風の巻き込みもある
- 走行時にミラーからビビリ音がする
という低評価もあって悩ましいところ。
旭風防と同じく、スクリーンの種類は3つ。
デイトナのスクリーンは、旭風防より幅が少し狭めですね。
- RS:H約400×W約375×D3mm
- HC:H約400×W約380×D3mm
- SS:H約370×W約360×D3mm
デイトナのスクリーンを選んだ理由と目論見
さて、旭風防・ZETA・デイトナの中から、私はデイトナのスクリーンを選びました。
デイトナのスクリーンを選んだ理由はコレです。
- マウントバーが付属している
- ミラーの位置が変わる
- レビュー、取り付け説明動画が多い
マウントバーが付属している
クロスカブに乗っていて不満に思っていたことの1つ。
ハンドルにつけたスホママルダー。
めっちゃ見えにくい。かなり目線を下げないと見えない。
走行中は音声頼りでほぼ見ないとはいえ、一瞬確認したいときに目線の移動が多すぎてストレス。
なんとかせねば…と思っていたら、ZETA・デイトナのウインドスクリーンにはマウントバーも付属していることに気づきました。
ということで、選択肢はZETA・デイトナの2択に。
ミラーの位置がかわる
クロスカブに乗っていて不満に思っていたことの2つめ。
純正ミラー。めっちゃ見えにくくないですか。
どう調整しても、なんかしっくりこない。
左右後方を見えるようにすると、背面が見えにくい。
背面を見えるようにすると、左右後方が見えにくい。
騙し騙し対応していたものの、寒くなってきてダウンを着るようになると、左右後方すらに見えにくくなり、ストレスがピークに。
なんとかせねば…と思っていたら、
デイトナのウインドスクリーンをつけると、ミラーの位置が変わることに気づきました。
旭風防・ZETAは、ミラーホールを使ってミラー・ステーは共締めです。
ねじやボルトで複数の部品を一緒に締めること。
共締めとは – Weblio辞書
それに対し、デイトナはミラーホールにステーを固定。ミラーは別途ステーに取り付ける構造です。
本商品を取り付けると、純正ミラー位置が前方へ約 10mm、内側へ約 20~30mm オフセットします。
取扱説明書
これに加えて、ステー取り付け時にスペーサー25mmを使うので、その分の高さが出ます。
なので、デイトナのウインドスクリーンをつけると、ミラーは本来の位置より上前方・内寄りに来ます。
これだけミラーの位置が変われば、見えにくさが解消されるのでは?
ここでスクリーンはデイトナ1択となりました。
レビュー・取り付け説明動画が多い
上2つの不満点解消への期待に上乗せして、購入に踏み切った最後の一押し。
デイトナのスクリーンは、旭風防・ZETAに比べて取り付け説明動画が多いことです。
スクリーンの取り付けは自分でする予定なので、詳しい取り付け説明動画があるのは大変ありがたい。
そしてこれだけレビューが多かったら、取り付けた後に問題点が出てきても対処法がすぐに見つかりそう。
デイトナのウインドスクリーン、きみに決めた!
(ぽちっ!)
各メーカー特徴まとめ
ここで今回比較した各メーカーの特徴を表にまとめておきます。
検討の参考にしてくれよな!
製品名(品番) | サイズ(H×W×Dmm) | マウントバー | ミラー位置 |
---|---|---|---|
旭風防 CUB-03-C | 410×415×2.5 | なし | 純正と同じ |
旭風防 CUB-08-C | 315×325×2.5 | なし | 純正と同じ |
旭風防 SPC-08-C | 265×390×2.5 | なし | 純正と同じ |
ZETA ZE70-1011 | 334×295×3 | あり | 純正と同じ |
デイトナRS 95154 | 約400×約375×3 | あり | 純正より上・前・内 |
デイトナHC 92384 | 約400×約380×3 | あり | 純正より上・前・内 |
デイトナSS 92385 | 約370×約360×3 | あり | 純正より上・前・内 |
クロスカブにデイトナのスクリーンをつけた感想
最の高です。もっと早くに着ければよかった。
風よけ効果はバツグンだ!
ウインドスクリーンの本来の目的、風よけ効果は想像以上に良いです!
60km/h~で走ってるときの疲労感が格段に違います。こんなに効果があるものか!!と感動しました。風の巻き込みも私は全然感じないレベルです。
スクリーン装着前は50km/hぐらいから走行風の強さに怯んで、60km/hを出すのが精一杯。
それがスクリーン装着後は60km/hまでは余裕。70km/hでも風切り音は増えるものの、身体に当たる風が増える感じはありません。
圧倒的に楽です!
私が購入したのはHCです。
一番風よけ効果が期待できそうなRSを買うつもりが、間違えてHCを買ってしまったんですよね←
身長156cmの私がクロスカブに乗ると、頭はスクリーンよりちょっと出るぐらいです。少し屈むと頭まですっぽりスクリーン内に収まります。
ゆえに風よけ効果はバツグン。
身長が低い人は、RSでもHCでも風よけ効果はしっかり感じられると思います。
※足つき改善のため、シートを純正より低めに交換しています
クロスカブの足つき改善のためにシートを交換したら安心して乗れるようになった一方で、身長が高い人はRSとHCどっちがいいかなと思っていらっしゃることでしょう。
私の身長はもう伸びないので、身長が明記してあるamazonレビューをあらぶるセレクトで紹介しておきます。
結論としては、身長が高い人はRSの方が顔への風の当たりが軽減しやすいようですよ。
(高身長でも好みによってはSSも検討する方もいると思うので、SSのレビューも含めます)
身長175cmの人のRSレビュー
かなり高評価です。RSのスクリーン上部が跳ね上っている形状が効いてる印象。
身長180cmの人のHCレビュー
顔への風の当たりはあるようですが、『総評としてはオススメ』なので許容範囲内なのかも。
身長183cmの人のSSレビュー
高身長の人がSSスクリーンをつけるとデメリットの方が大きいみたいです。
※身長が理由で低評価(1~3)にしているレビューは、2021.8.20現在では↑だけです。
マウントバーにスマホホルダーをつけて視認性アップ
デイトナのスクリーン付属のマウントバー。かなり良い感じの位置にありました。
マウントバーにスマホホルダーを取り付けると、スピードメーターより外側で、自分の手前にきます。
そのおかげで、スマホ確認時の目線の移動が格段に減りました。
さらにスピードメーター確認時にはスマホが干渉しない。
目論見通り、スマホ確認時のストレスが解消されました。
クロスカブ左側に立って写真を撮ったのでNランプにスマホホルダーが被ってしまっていますが、シートに座るとNランプに干渉しません。
ミラーが見えやすくなった
これも目論見以上に見えやすくなりました!
位置が変わるだけでこれだけ見え方が変わるとは。
純正位置より内寄りになることはちょっと心配でしたが、逆に自分の背面がかなり見えやすくなりました。
冬に着ぶくれしてても、ストレスなく周囲を確認しながら走行できています。
やったぜ。
購入前にレビューを読んでどうかと思っていた、ミラーの振動。
私の場合、全然気になりませんでした。
というのも、私のクロスカブはフロントスプロケットを15Tに交換しています。
クロスカブ110のフロントスプロケットを15Tに交換したら街乗りが快適になったなので、走行時のエンジン回転数がノーマルより若干下がっています。それが原因かもしれません。
Amazonレビューでは、以下のミラービビリ音対策が紹介されていました。
- ミラーを取り付けるときに外径大きめのM10ワッシャーをかませる
- 旭風防・ZETA同様に、ステーとミラーを共締めする
※ステー・ミラーを共締めすると、ミラーの位置は変わりません
動画+説明書で素人でも取り付けできた!
私はスマホホルダーしかアクセサリー類を取り付けしたことがない全くの素人。
なので購入前、自分でスクリーン取り付けできるか判断するために取り付け動画を必死で漁りました。
そこで取り付け過程が分かりやすいエムサスさんの動画を発見。
この動画を10回ぐらい見てイメトレし、自分でもイケル!と判断。
デイトナウインドスクリーン取り付けに使った工具紹介・所要時間
私が取り付けに使った工具は以下です。
- メガネレンチ:
M10×2・M12×2・M14×1 - 六角棒レンチ:
4㎜・5㎜×1
取り付けにかかった時間は自宅での仮組に30分、バイクへの取り付けに1時間半ぐらいです。
取り付けで唯一難しかった点は、左右ステーの取り付け角度を揃えるところ。ここが揃っていないと、ステーが傾きます。
その他は部品を緩める・締めるばかりなので、説明書の順番通りにやればさほど難しくなかったです。
やればできる!
取り付けの際の注意点
さほど難しくない取り付けですが、私は粗忽者なので以下で失敗しています。
ステーを左右反対に取り付けていました。
今見れば明らかにおかしいのですが、気づいたのは取り付け翌日です。
正しい向きはこれです。
正しく取り付けが終わって4日後。
走行中、左前方からカタカタと音がする。スマホホルダーの取り付けが緩いんか?と思ってたら
もっと大事な、ウインドシールトとステーを固定するボルト・ナットが一式外れてました。
規定トルクで締めてないのでな。。。
↑のボルトナットセットを購入して取り付けなおしました。
取り付け直しの際、ゴム手袋を使うと工具が滑らず力が伝わりやすいという学びがありました。
以降は定期的にボルトを締め直しています。
クロスカブにはデイトナのスクリーンがおすすめ
クロスカブにデイトナのスクリーンをつけて
- 風よけ効果はバツグン(※身長による)
- 付属のマウントバーにスマホホルダーを設置して視認性アップ
- ミラーの位置が変わったことで純正よりグッと見えやすくなった
と大満足の結果になりました。
クロスカブに取り付けるウインドスクリーンを検討している人には、満を持しておすすめです!
番外編:身長が高い人のクロスカブライドポジション改善について
今回のウインドスクリーンのレビューとは外れますが、身長が高い人がクロスカブに乗るとライドポジションが窮屈らしいですね。
(だからハンターに乗り換える人多いんか?)
かなりの加工が必要ですが、ミディシートを取り付けるとポジションが楽になるそうですよ。